運送会社【労働基準監督署】調査・監査【チェック事項】

運送会社への労働基準監督署の調査・監査　チェック事項

運送会社に労働基準監督署の調査・監査が入った場合、次の事項がチェックされます。

改善基準について

1月の拘束時間について

〇　1カ月の拘束時間が293時間以内であるか？
〇　1カ月の拘束時間の延長を定める労使協定を締結しているか？
〇　1カ月の拘束時間が労使協定で定めた時間(上限320時間)以内であるか？
〇　1カ月の拘束時間が293時間を超える月が労使協定で定めた月(上限6カ月)以内であるか？
〇　1年間の拘束時間が3516時間以内であるか？

1日の拘束時間について

〇　1日の拘束時間が13時間以内であるか？
〇　1日の拘束時間が16時間以内であるか？
〇　1日の拘束時間が15時間を超える日が1週間に2日以内であるか？
〇　2人乗務の場合、1日の拘束時間が20時間以内であるか？
〇　隔日勤務の場合、2暦日の拘束時間が合計21時間以内であるか？
〇　事業場内仮眠施設等で夜間に4時間以上の仮眠時間がある場合、2暦日の拘束時間が合計24時間以内であるか？
〇　2週間の総拘束時間が120時間以内であるか？

休息期間

〇　勤務終了後、次の勤務時間開始までの間の休息期間が継続して8時間以上であるか？
〇　勤務開始から24時間以内に、1回あたり継続4時間以上、合計10時間以上の休息期間があるか？
〇　2人乗務の場合、休息期間が4時間以上であるか？
〇　隔日勤務の場合、勤務終了後の休息期間が継続20時間以上であるか？

休日

〇　休日を連続32時間以上ふよしているか？
〇　2人乗務、分割休息付与、フェリー乗船ありの場合、休日を連続30時間以上で付与している？
〇　隔日勤務の場合、休日を連続44時間以上で付与しているか？

運転時間について

〇　運転時間が2日平均で1日あたり9時間以内であるか？
〇　運転時間が2週間を平均して1週間当たり44時間以内であるか？

連続運転時間について

〇　連続運転時間が4時間以内であるか？
〇　4時間運転する間に1回が10分以上で合計30分以上の運転の中断があるか？

休日労働回数について

〇　休日労働は、2週間に1回以内であるか？

書類作成について

〇　36協定を労働基準監督署に提出しているか？
〇　就業規則を労働基準監督署に提出しているか？
〇　1年単位の変形労働時間制の労使協定を労働基準監督署に提出しているか？
〇　労働者を雇い入れるときに労働条件を書面で明示しているか？

健康管理について

〇　1年以内ごとに1回、定期健康診断を実施しているか？(雇入時の健康診断、及び深夜業を含む労働者について、6月以内ごとに1回、健康診断を実施しているか)
〇　健康診断で所見のあった労働者について、産業医等に対し、健康保持のための措置について意見を聴取しているか？
〇　産業医等からの意見に基づき、必要に応じて、作業負荷の軽減のための就業上の措置を講じているか？

過重労働対策について

〇　管理監督者や裁量労働制の適用者を含めたすべての労働者の労働時間の状況を把握しているか？
〇　1カ月の時間外・休日労働が80時間を超えている労働者がいるか？
〇　1ケ月の時間外・休日労働が80時間を超えている労働者について、産業医に労働者の情報を提供しているか？
〇　1ケ月の時間外・休日労働が80時間を超えている労働者について、労働者本人に労働時間の情報を通知しているか？
〇　1カ月の時間外・休日労働が80時間を超えている労働者に対して、労働者からの面接指導の申出により、産業医等の面接指導を実施しているか？
〇　面接指導の結果に対する意見を産業医等から聴取するとともに、意見に基づき、必要に応じて、作業負荷の軽減のための就業上の措置を講じているか？
〇　講じた措置の内容について、産業医に情報提供をしているか？
〇　産業医の勧告の内容を衛生委員会へ報告しているか？
〇　1カ月の時間外・休日労働が45時間を超えている労働者がいるか？
〇　1カ月の時間外・休日労働が45時間を超えている労働者について、健康への配慮の必要な者の範囲と措置について基準を設定し、面接指導を実施しているか？
〇　1カ月45時間を超える時間外・休日労働の削減に取り組んでいるか？

交通労働災害防止のためのガイドラインについて

適正な労働時間の管理について

〇　無理のない適正な運転時間等を設定した適正な走行計画を作成する等により、十分な睡眠時間等の確保に配慮した適正な労働時間等の管理及び走行管理を行っているか？
〇　走行計画の作成にあたり、早朝時間帯の走行を可能な限り避けるようにするとともに、走行する場合は、十分な休憩時間、仮眠時間を確保する等の交通労働災害防止のために必要な措置を実施しているか？
〇　乗務開始前に、点呼等により、疾病、疲労、飲酒その他の理由により安全な運転をすることができないことのおそれの有無について報告を求め、その結果を記録しているか？
〇　事前に荷役作業の有無を確認し、荷役作業を運転者に実施させる場合は運搬物の重量等を確認するとともに、運転者の疲労に考慮した十分な休憩時間を確保しているか？

許可要件を満たして、運送業の許可申請も名古屋ひまわり事務所まで