名古屋ひまわり事務所の 認知症対応型通所介護サービス 開業経営支援
認知症対応型通所介護
送迎から食事・入浴・機能改善を目的としたレクリエーションなどを通して、認知症の方に安心して過ごせる場所とサービスを提供します。認知認知症対応通所介護とは、通所介護サービスの中で、「認知症」の方が利用でき、認知機能を維持・向上を目指すサービスです。
認知症対応通所介護のサービスのポイントは下記の4点です。
1.認知症により介護が必要と自治体が認定した場合(介護認定が要介護1以上である場合)に受けられるサービス
2.認知機能のレベルに応じ、できるだけ自宅で自立した生活ができるようになっていただくための、生活機能や機能向上を目指すサービス
3.認知症利用者の、社会的孤立感を解消するサービス
4.介護者である家族の身体的・精神的負担の軽減を図るサービス
通所介護なので、あくまでも自宅での生活を中心に、日中の時間を上記のサービスで改善または負担の軽減を目的としたものといえます。
認知症対応通所介護の特徴
認知症対応通所介護の特徴
1.利用者定員が少ない
2.人員配置の割合が高く、手厚いケアを受けられる
3.認知症の方に適切なケアを提供できる
4.地域密着型サービスである
などが挙げられます。
認知症対応通所介護では利用者定員は12名以下となっており、通常のデイサービスよりも少なくなっています。そのため、顔なじみの方やスタッフとの信頼関係を構築しやすく、コミュニケーションを図りやすいというメリットがあります。
多くの利用者のいらっしゃるざわざわした空間は、認知症の方にとって混乱を生じることもあります。そのため、ゆったりと安心して過ごしていただけるように利用者定員を定めています。
介護保険では、そのサービスの種類によって主体となる母体(指導や任命権者)が異なる場合があります。
認知症対応通所介護事業は、地域密着型(市町村による指定)サービスに分類されます。
認知症対応通所介護サービスの対象者
1.原則65歳以上(特定の疾病を持つ要介護認定の方であれば40歳から利用可能)
2.要介護の認定を受けている(要支援の認定を受けられた方は、介護予防認知症対応型通所介護サービスの対象です)
3.地域密着型サービスの事業者と同じ市町村に住民票を有している
認知症対応通所介護のメリット
認知症通所介護を利用するメリットとは以下の通りです。
1.認知症の方への生活サポート体制が整っている
2.手厚いサポートが受けられる
3.社会的孤立を防ぐことができる
4.心身機能の維持・改善が期待できる
5.個別のレベルに応じたレクリエーションが受けられる
6.認知症の改善に悪化予防に特化したレクリエーションが受けられる
当然のことながら、認知症対応通所介護のスタッフは認知症についての理解や知識があります。
一般の介護施設では、認知症について対応ノウハウを身につけていないスタッフがいる場合もあります。不適切な対応は認知症症状を悪化させ、周辺症状の発生を引き起こす可能性がありえます。
地域密着型サービスであるメリットとして、少人数制であるため顔なじみの存在がいる、ケアをしてくれるなど認知症の方が安心してケアを受けられることが最大のメリットでしょう。
認知症対通所介護にて提供されるサービス
認知症対応通所介護サービスは一般の通所介護と大きな違いはありません。
1.送迎
2.食事提供
3.入浴
4.リハビリテーション
5.レクリエーション
上記が、サービス内容の主な取り組みとなります。
大きな違いは、利用者の認知機能レベルに対応し、本人にとって居心地の良い空間で過ごしていただくことを目的としている点でしょう。
認知症の方は、その認知機能がどのように、どの程度低下しているかによって対応を柔軟に変化させ対応することが最も重要です。
一般の通所介護とサービスは同じ様に見えますが、実際は大きな違いがあります。認知症の方に出来ないことや混乱することをしてもらった場合、本人は不安や・居心地の悪さ・不快感・自尊心の低下をもたらし、更に認知機能の低下や、周辺症状の発生・悪化を引き起こしかねないからです。
認知症対応通所介護のスタッフは、認知症に対する深い知識と経験があります。その方に適したご説明や誘導方法を熟知しているため、在宅では感じられない安心感をご提供することができます。
さらなる認知症の進行や周辺症状の発生リスクをおさえ長く自宅での生活を可能とするサポートを受けられるでしょう。
認知症対応通所介護の3つの種類
認知症対応通所介護施設は3つの形式があります。
・単独型
特別養護老人ホームや病院などに併設されていないものです。民家などを利用している場合もあります。
・併設型
社会福祉施設(特別養護老人ホームや医療施設)に併設されているものです。
・共用型
グループホームなど地域密着型老人福祉施設の食堂や居間を共同利用するタイプで、ご入居されている方々とご一緒にサービスを受けます。
いずれの場合も、ご利用される認知症の方に最もあう施設を見学・体験しご本人が最も安心できる施設を探してみましょう。
認知症対応通所介護と通常の通所介護(デイサービス)との違いは?
認知症対応通所介護と通常の通所介護とは大きな違いがあります。
ここまで、認知症対応通所介護の特徴・メリットなどを述べてきました。 大まかに考えて、通所サービスとしてのサービス内容に大きな違いは無いと思って良いでしょう。
しかし、最も大きな違いは(4)でも記載の通り、認知症という疾患を熟知したスタッフが少人数で尊厳を大切にし、機能回復や維持、在宅生活への援助を行ってくれることでしょう。
一般の方には、なかなかご理解いただけないかもしれませんが、認知症の方はそれぞれ悩みを抱えて、不安と混乱の中で生きていらっしゃいます。
そのケアには、ご利用者様の生き方、これまでの人生、尊厳、性格など深く理解することが求められるのです。そのための学習や経験を積んだスタッフに身の回りのことをお願いできることは、最大のメリットでしょう。