9月分から社会保険料が変更【会社設立】名古屋【スタッフブログ】文責 労務管理チーム リーダー長谷部

9月分から社会保険料が変更されます

会社設立特化型名古屋ひまわり事務所の労務管理チームの長谷部です。

9月も半ばを過ぎ、秋の気配を感じる今日この頃ですね。
散歩道には彼岸花が咲き始め、スーパーマーケットには早くもハロウィンや栗をデザインしたパッケージの食品が並んでいます。

山に囲まれたのどかな地区の我が家では、夜は虫たちのコーラスを聴きながら、愛犬が大きな寝息をたてて寝ています。
9月分から社会保険料が変更【会社設立】名古屋【スタッフブログ】
さて前回ブログを書いていた頃は、ちょうど社会保険の算定基礎届のお手続きの真っ最中でした。

その後、この算定基礎届の結果が被保険者標準報酬決定通知書という形で届き、最近はこの被保険者標準報酬決定通知書を基に、顧問先様の皆様の社会保険料の等級の変更をしているところです。

前回も少しご説明致しましたが、算定基礎届とは「定時決定」と言い、毎年4月5月6月に支払われた3ヶ月の給与の平均額を算出して年金事務所に届出ることにより、9月分からの社会保険料の等級が決定されるものです。

途中入社の方や、出勤日数が少ない方、昇給や降給があった方等、除外される方もあります。
また、前年と変更がない方もおられます。

ひまわり事務所では、年金事務所から届きました「被保険者標準報酬決定通知書」の内容を再チェックし、おひとりおひとりの社会保険料の等級を正確に反映させています。

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ところで、社会保険料(健康保険料や介護保険料、年金保険料等)は基本的には給与より控除される為、従業員の皆様はその保険料負担について改めて考えるという機会がさほど多くないのではないでしょうか?

社会保険制度や仕組みについても、そう頻繁に考える事はないのではないか思います。

私はかつて社会保険労務士の試験勉強をしていた頃、日本の高度に発達し充実した社会保険制度に深く感動しました。

社会保険制度の基本的な考え方の中に、「相互扶助」「世代間扶養」というものがあります。

ごく簡単に表現しますと、「お互い助け合って、若い世代が上の世代を支える」というものです。

また、社会保険料負担は「応能負担」という考え方があり、簡単に言いますと「所得が多い方が保険料をたくさん納める、所得に応じた保険料を支払う」というものです。

単身者で高い健康保険料を毎月納めていても、健康で全く医療を受けない方がみえたり、高い保険料は納めていなくても、扶養家族が何人もみえてよく病院に行かれる方がみえたりと様々です。

健康保険料等は「応益負担」(個人が受けた利益に応じた費用負担をする)としてしまいますと、病院に行きたくても行けない方が出てきてしまい社会保険制度の意味自体がなくなってしまいます。

最後に、社会保険料には労使折半の健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料があり、この他に事業主負担のみの子供・子育て拠出金もあります。
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健康保険料は都道府県により保険料率が異なります。
今年の「定時決定」による社会保険料額は、原則皆様の10月支払分の給与から変更になります。

これまで社会保険料控除欄を意識されていなかった方は、よろしければ10月支払分の給与明細を少し意識してご覧になってみて下さいね。

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